TSUNAMI matryoshkaは2011年の東日本大震災をイメージして製作しました。
東日本大震災から丸10年たとうとしています。
私達は忘れる生き物です。これからの長い歳月により、この大震災も忘れてしまうと思います。何もなかったように当たり前の生活に戻りつつあります。しかし、忘れた時にこそ巨大な災害がやってきます。
その時にこの大震災の経験が果たして生かせられるのでしょうか。
震災を経験した方はいつまでもこの恐怖との闘いです。話すことさえ嫌がる方も多くいらっしゃるでしょう。この体験を話す機会、聞く機会は今後ますますなくなっていくと思います。
世界中のどこでも震災が起きておかしくない今日だからこそ、私達が震災の恐怖を伝えなくてはいけないと思いました。防災意識さえ薄れていく中で、このマトリョーシカをきっかけに震災の怖さ、命の尊さを少しでも多くの人々に伝えられたらと思っています。
マトリョーシカの意味は子孫繁栄です。
人から人へ繋がる命や人から人へと繋げる歴史と文化を、
TSUNAMI matryoshkaが少しでもお手伝いできたらいいなと願っております。
TSUNAMI matryoshkaを通して、町や人々が繁栄し、未来の子供達に繋げる事がTSUNAMI matryoshkaの使命だと思います。
〇イメージ〇
どす黒い波が、しぶき上げて街中を巻き込んでいくイメージです。
赤い部分は人間の命を表現していて、悲しそうな表情をしている。
一番小さいマトリョーシカは再生を表現している。
○特徴○
•ロシアのマトリョーシカ職人が1体1体手作業で描きましたので、それぞれ若干デザインが異なります。
風合いによって色が変わっていきます。白いしぶき部分はクリーム色に変わっていきますが、
風化していくように表現しています。
■素材 白木・アクリル絵の具
■大きさ
画像の左から 高さ11㎝・8㎝・6㎝・3.5㎝